昨年度、富山県に寄せられたドメスティックバイオレンスの相談件数が4000件を上回り、3年連続で増加していることがわかりました。背景にはコロナ禍が影響しているとみられています。

県によりますと、昨年度、県の女性相談センターなどに寄せられたDVの相談件数は4254件で、前の年から291件増加。2018年度から3年連続で増加しています。

また、緊急性が高く一時保護が必要となったケースは33人にのぼり、前の年と比べて約2割増加しました。

相談者は子育て世代の女性が目立ち、30代から40代が65パーセントを占めています。

増加の背景について県などは「コロナ禍による社会的ストレスが影響している可能性がある」としています。

県ではDVに関する電話相談を土日祝日を含む午前8時半から午前10時まで「♯8008」で受け付けています。