仕入れのため漁港に行った男性も…

その9か月後の去年12月にも、同じ氷見漁港で軽トラックが海に転落。乗っていた85歳の男性が亡くなりました。

男性は氷見市内で営む鮮魚店の3代目でした。朝早くから仕入れのために漁港へ行っていました。この日は氷見市では積雪30センチを超える大雪となり、50年近く通い慣れた漁港で、車ごと海に転落してしまいました。

氷見漁港といえば富山湾で随一の水揚げを誇り、四季を通じて多くの魚が水揚げされる港です。

春はイワシ、夏はマグロ、特に冬のブリは氷見の「寒ブリ」として知られ、特産品となっています。周辺一帯は観光地としても人気です。

そんな氷見漁港で相次ぐ海への転落死亡事故。なぜ、事故が相次いだのでしょうか?