各地で相次ぐクマの出没を受け、富山市科学博物館では「緊急企画」として、富山県内に生息するツキノワグマをテーマとした展示を開催しています。

展示を企画したのは学芸員でクマの生態に詳しい清水海渡さんです。
富山市科学博物館 清水海渡さん
「博物館として何が出来るのか考えた時に一つはクマについて知ってもらういい機会だと思って。クマってどんな生き物か知ってもらったうえでクマに会わないためにはどうしたらいいか。一人一人が皆さん対策していくのが大事だと思うので」

展示では、クマが時速40キロで走り、一晩で10キロ移動するという生態のほかクマと出合わないために出没情報がある場所には近づかないことやクマが活動しやすい朝夕の外出を控えるなど対策がまとめられています。


清水さんはリアルタイムで更新される県や市の情報を収集し近くで目撃や痕跡がある場合は極力出歩かないことが大切だと呼びかけます。

富山市科学博物館 清水海渡さん
「どこに出てもおかしくないです。正直今博物館の前に出ましたと言われても不思議はないので。もうクマが出ているという事情が分かればそこを歩かないというのが一番。そういったことに気をつけて。ことしは12月頭ぐらいまでそういう現象は起きると思うんですけど皆さん自分をまず第一に守るということを考ええて行動していただければと思います」


この展示は12月27日まで開催されます。











