相次ぐ値上げの波は、こんなところにも及んでいます。燃料費などの高騰を受けて、富山県内の銭湯の入浴料金が、現在の大人440円から470円に値上げされる見通しです。

銭湯の入浴料金は、ことし4月1日から大人が30円アップの470円、6歳以上12歳未満と6歳未満がそれぞれ10円値上がりする見通しです。

一般公衆浴場の入浴料金の上限は、物価統制令に基づいて知事が指定することになっていて13日、値上げが適正かどうかを協議する富山県の審議会が開かれました。

料金改定については、去年8月、重油など燃料コストの高騰で銭湯などでつくる組合が県に要望を出していました。

これを受けて県が経営状況の調査を実施し、大人30円アップなどの値上げ額を取りまとめて、知事に答申しました。

料金改定の要望を出した組合の中谷健太郎理事長は。

県公衆浴場業生活衛生同業組合 
中谷健太郎理事長:

「最近は電気代の負担も大きくなっていて、特にサウナを持っている銭湯は大変苦しい状況になっておりますので、今回の値上げで経営健全化に流れが変わっていけばありがたい」