28日から青森県で行われている国体冬季大会。富山県内のアイスホッケーチームが6年ぶりに出場します。仕事との両立を楽しみながら続けている1人の選手を取材しました。
氷上の格闘技と言われる「アイスホッケー」。激しいぶつかりあいに加え、時速60キロを超えるスピードで滑るめまぐるしい試合展開が魅力です。6年ぶりの国体出場を決めた富山県チーム。
県内唯一のアイスホッケー部がある龍谷富山高校出身の大学生や社会人など16人が揃います。
スピードのある攻撃が武器で、若手からベテランまでバランスのとれたチームです。
攻撃の中心は、北海道出身の瀧本風斗(たきもと・ふうと)さん、23歳。
国体富山選抜メンバー 瀧本風斗さん:「顔を常に上げて周りを生かすプレーだったりとか、すごいキーになるパス出したりとか、そういうのは自分の武器かなと思います」
主将 佐藤僚介さん:「相手の嫌なところをつくいやらしい選手で、そういうプレーにとても助かってます」
小学1年生からアイスホッケーを始めた瀧本さん。高校で青森県の強豪校に進学し、インターハイでは3年間ともベスト4入り、世代別の日本代表候補にも選ばれ、関西大学に進学後も多くの大会で結果を残しました。
瀧本さんが富山に来たのは、高校の先輩・児玉さんの誘いがきっかけでした。
高校の先輩 児玉燎さん:「元々高校時代の後輩だったので、そのときも一緒にホッケーやってまたやりたいなと思って声かけました。スピード・シュート全部とてもスキル高い選手で、一緒にやらせてもらっていい刺激になります」
国体富山選抜メンバー 瀧本風斗さん:「社会人でアイスホッケーをやるかすごい迷ってたので、誘ってくれたことが自分の背中を押してくれたというか。富山で頑張ろうって思えたんで、今ここで頑張ってます」