この夏オープン10年目を迎えた譲渡型保護猫カフェ「ネコのしっぽ」は、富山県高岡市では初の保護猫カフェです。当初、わずか5匹でスタートしましたが、現在は27匹がのびのびと過ごしながら、新しい家族との出会いを待っています。
店長の佐藤真理さんは「ここにいるだけでこの子たちは幸せ。猫たちの幸せに繋がらない譲渡はしない」と言い切ります。会話を通じて里親希望者を厳しく見極め、自身も「60歳で新しい受け入れをやめる」との覚悟で命と向き合う毎日。そんな佐藤店長に、カフェ運営を通して伝えたい想いに迫りました。
富山県高岡市にある「譲渡型保護ネコカフェ ネコのしっぽ」(高岡市大坪町2丁目3-2)は、2017年6月に高岡市として初の譲渡型保護猫カフェとしてオープンしました。
5匹の猫の受け入れから始まり、現在27匹(2026年8月7日現在)の猫たちが「自分だけのおうち」を待ちながら自由気ままに暮らしています。


「安心して暮らせる場所を作りたい」外で暮らす猫たちへの想い
店長の佐藤真理さんは、小さい頃から猫が好きだったそう。でも、“ただ好き” なだけではなく、「ちゃんとごはんが食べられているか」など、外で生活する猫たちを心配する気持ちが強い子どもだったといいます。
大人になり「今の自分にできることは何か」と考え、ボランティアとして譲渡会や不妊手術の手伝いをしてきました。
10年ほど前までは、手術が終われば外に戻すことが一般的だったといいます。しかし、猫にとって外の世界は過酷です。お腹が空くということだけではなく、交通事故や虐待など、常に命の危険と隣り合わせです。

外で暮らす猫たちに「安心して暮らせる場所を作りたい」「保護して里親さんに繋げるということができたら」そんな強い想いからカフェを始めました。
最初は新潟県の「しっぽのなかま上越」から5匹の猫を受け入れ、まずは野良猫などの相談を受ける場所としてスタート、その後、徐々に受け入れを増やしていきました。










