再開を果たした富山-台北便ですが、初日から「アウトバウンド(日本発の海外旅行)」の伸び悩みという長年の課題が浮き彫りとなっています。
富山県 新田八朗知事
「先方から指摘されるのは乗客のアンバランスですよね。台湾からの方が75%、富山からの方が25%という比率です。これを改善してほしいというご要望は中華航空から常にもらっている」

富山市の旅行会社「ニュージャパントラベル」。台北(たいぺい)便の再開とともに富山空港発着のツアー商品の販売を始めていますが、出足に対する感触は複雑です。
ニュージャパントラベル 松田隆社長
「正直もう一つ足りないなと思っています。価格がやっぱり高くなっているので、昔のイメージでお客さんがもっていられたりするもんだから。価格の影響もあるんじゃないかなと思う」

「格安で行ける身近な海外旅行」というイメージが定着している台湾旅行。定期便がストップした頃に比べて、円安や燃料高の影響でツアー料金は値上がりしていて、こちらの会社の運航再開記念ツアーは、3泊4日で7万7000円からですが、およそ3万4000円の燃油サーチャージなどが別途かかります。

しかし、旅費の値上がりは他の国への旅行でも同じで、松田隆社長は、「台湾が最も行きやすい旅行先であることに変わりはない」と強調します。

ニュージャパントラベル 松田隆社長
「最初の思い出は台湾の床屋に行ってみようと思って、床屋でカットしてもらったら日本語のわかるお父さんだったんで、いろいろ僕に台湾のことを教えてくれて、あこ行きなさい、ここ行きなさいって、ここの国は何ていい所かなと。そういったことで台湾のファンになった方って多いと思いますんで」
たとえ出足は鈍くてもリピーターを含めて、秋には確実に需要は伸びてくるとみています。
しかし、現在の月曜と木曜の週2便では、2泊3日のツアーをはじめ旅行者の多様なニーズに対応した日程を組むのが困難です。

ニュージャパントラベル 松田隆社長
「今、台湾便が復活しましたんで、これを来年の春の時に週2便ではなくて、増便してもらいたいというのが最大の課題だと思います。ただそれをするには今の週2便をある程度搭乗率にしなければ、航空会社が判断するいい材料を我々は出していかなければいけないと思います」

路線の定着と増便の実現へ。富山からのアウトバウンド需要をどこまで盛り上げられるか、官民一体の取り組みがカギとなりそうです。
台北便の予約状況は台北から富山の便はほぼ満席の179人でした。一方、富山から台北への便はおよそ半分程度でした。※現場で要確認台北から訪れる人は多く、富山の人気の高さが伺えますが、一方でアウトバウンドについては初日から課題が見える結果となっていますね。アウトバウンドをいかに増やすか対策が求められています。











