警視庁の警察官などを名乗る人物から「口座が詐欺に不正利用されている」などと嘘を言われ、富山市の20代男性が暗号資産約130万円分をだまし取られる被害に遭いました。「無実を証明するために暗号資産の取引が必要」などと言われ、偽の指示に従わされていました。

富山中央警察署によりますと今年3月、富山市に住む20代男性の携帯電話に、ショートメッセージが届いきました。男性が表示されていた電話番号に連絡したところ、警視庁のコールセンターを装う人物が出て「あなたの口座が詐欺で不正利用されている」と言われました。

コールセンターを装う人物は「家族にも話してはいけない」と口止めした上で「このままではアリバイの証明ができない」「明日も連絡させてほしい」と言い連絡をとりあうことになりました。

翌4日、男性のメールアドレスに、男性名義の口座から複数回送金が行われた明細の画像が届きました。

コールセンターを装う人物は「無実の証明には実際にあなたの携帯電話で暗号資産の取引をする必要がある」と言い、男性は自身の無実を証明するため暗号資産のアプリをダウンロードしました。

その後、相手に指示されるがまま暗号資産を購入し、指定されたアドレスに3回にわたり合計129万9,797円を送金したということです。

その後、不審に思った男性が親族に相談し、被害に気付いたということです。

警察は、捜査機関が捜査を名目に現金や暗号資産を送らせることはないとし、捜査機関を名乗る電話があった場合は、相手の名前・所属・内線番号を確認した上で一度電話を切り、家族や警察(076-444-0110)に相談するよう呼びかけています。