富山県内では13日新たに964人が新型コロナウイルスに感染したことが確認され、2人の死亡も発表されました。富山県内でも連日のように死者が報告されています。死亡の要因について現場に精通する医師に聞きました。
富山県内で13日新たに新型コロナへの感染が確認されたのは964人で、先週の金曜日より728人減少しました。
発表されたクラスターは4件で、黒部市と入善町の高齢者施設、黒部市と射水市の医療機関で感染拡大が確認されています。

また、2人の患者の死亡が発表されました。いずれも入院中の高齢の患者で基礎疾患があったということです。

12月以降、全国的には死者の数が急増しています。県内でも連日のように死者が発表される状況で、12月には52人、1月はすでに19人が亡くなっています。
この状況について、富山県の新型コロナ対策を担当する医師で感染症対策課の小倉憲一参事は。
富山県感染症対策課 小倉憲一参事:
「今亡くなっておられる方をみますと、どちらかというとコロナそのものの肺炎というよりはもともと持っておられる基礎疾患、肺炎とか心不全とかそういうったものが悪化して亡くなっておられる方が多いかなと」

小倉参事は、新型コロナの感染拡大に加えて季節性の要因も大きいといいます。
富山県感染症対策課 小倉憲一参事:
「基礎疾患を持っている方はどうしてもこの冬の時期に、12月1月っていうのは、もともとそういったことで亡くなることが多かったですので、コロナ感染が拡大しているところに、そこが重なって今死亡者が多いように見えている部分もある」
2月に向けて感染者の数は徐々に減少していくと見ていますが、ことしはインフルエンザも同時流行しています。

医療機関や高齢者施設への負荷を減らすためにも飲食の場などでの基本的な感染予防は徹底してほしいとしています。










