新型コロナウイルスの影響で運休していた富山-台北便が、4月からおよそ1か月間の「臨時便」として運航されることになりました。ただ、利用は台北からの旅客に限定され、国内からの利用客は対象となっていません。

13日富山県の新田知事が発表しました。台北便の臨時便が運航するのは、4月13日から5月16日のうちの18日間で、▼台北発が午前9時25分で富山着が午後1時30分、▼富山発が午後3時で台北着が午後5時20分の1往復となります。

臨時便は台北からの旅客に限定され、富山、そして国内からの利用客は対象となっていません。

台北便は2020年3月から新型コロナウイルスの影響で利用客が減少したことから全便運休となり、今回、3年1か月ぶりの運航となります。

臨時便の運航に至った理由として、運航会社のチャイナエアラインは立山黒部アルペンルートの観光需要を見込んでいるということです。


ただ、定期便の再開には至っておらず、新田知事は国際便復帰への足がかりにしたいとしています。

富山県 新田知事:
「日本側の旅行会社にも大いにアピールして台湾側へのツアーの組成、これを働きかけていかなければならないです。その積み重ねで、臨時のチャーター便を定期便にしていく、そんな取り組みをしていきたいと思います」

富山空港では、そのほかの国際線(大連便、上海便)も、現在は全便運休となっています。