富山の地酒の販路拡大に向けてSNSなどで積極的に情報を発信です。中国で人気のインフルエンサーが県内の酒造メーカーを訪れました。
東京tatata:
「お酒は適量に!東京tatataです。きょうは銀盤酒造にやってきました。早速行ってみましょう」

12日、富山県黒部市の銀盤酒造を訪れたのは中国で人気のインフルエンサー「東京tatata」の3人です。

3人はSNSで日本酒の魅力を発信していて、フォロワー数は120万人以上!

その知名度で富山の日本酒をPRしてもらうと、富山県新世紀産業機構が県内の酒造に3人を招待。
中国版TickTockで日本酒の魅力を発信する3人。全国各地の居酒屋を回り日本酒とそれに合う和食を紹介しています。
銀盤酒造で造られた「物の舞」を取り上げると、たちまち話題となり、2か月間でおよそ4000本が売れました。


東京tatata 張さん:
「特に中国は日本酒の市場規模がワインの100分の1と言われていますね。だからこれからだと思います。ほとんどの人が日本酒を飲んだことがないんですよ。興味をもたせて飲んでもらうのが1番大事だと思います」
中国での動画の反響は大きく、このSNSをきっかけにした毎月の日本酒の取引額は1億円に上るといいます。

生活や嗜好の変化とともに日本酒の消費量が減少傾向にあるなか、造り手も新たな販路の開拓に期待を寄せています。
銀盤酒造 営業部 長谷川恵さん:
「日本酒って日本人にとっては当たり前のものになってしまっているので。逆に世界の方が日本酒の良さをわかってくれる方が意外と(可能性が)あるのかなと思っていて。どんどん積極的に広めていきたいと思っています」

いまのところ中国では山口の「獺祭」の人気がすさまじく富山の日本酒の知名度はまだまだということですが、3人はこれからに期待を寄せます。
東京tatata 張さん:
「とにかく富山県の水がおいしいので、日本酒もかなりおいしいイメージがあります。富山のお酒をどんどん宣伝をしていきますので、他の県に負けないように売れるようにします」