アルミ建材メーカー、三協立山の2023年5月期の中間決算は、売上高が前年同期比220億円増の1871億円、営業利益が21億円減の8億円で、増収減益でした。

売上高が大きく伸びた要因はアルミ地金価格の上昇、価格改定効果によるもので、国際事業ではヨーロッパの自動車分野が堅調に推移したことやコスト改善策が進んだことが増収につながりました。

一方、アルミ地金を含めた資材や電力、燃料価格の上昇が大きく利益を押し下げたほか、価格改定の浸透遅れ、急激な為替変動が減益にはたらきました。

下期は価格改定の対象拡大やアルミ地金価格の上昇が緩和傾向であることを踏まえ、通期の業績予想は売上高が3780億円、営業利益が37億円を見込んでいます。

