今シーズン、高病原性鳥インフルエンザでニワトリなどの殺処分数が過去最多を更新したことを受け10日、富山県内すべての養鶏所で緊急消毒が行われています。

富山県内で2度目となる一斉消毒は10日、すべての養鶏場26か所で行われていて、県から配布された消毒用の消石灰を生産者が散布しています。

今シーズンは高病原性鳥インフルエンザの国内発生事例数が多く、農林水産省によりますと9日までに23の道と県で、これまでで最も多い998万羽のトリが殺処分されています。

富山県内ではこれまで養鶏場での発生は確認されていないものの、去年11月に富山市と射水市で野鳥の死骸から高病原性のウイルスが検出されています。

富山県は、2月中旬にも3度目の一斉消毒を実施する予定です。
