北アルプス立山連峰のふもとである富山県立山町芦峅寺では、安産や子育て、そして女性の守護神として「おんば様」の名で親しまれてきました。

毎年替えられる白装束は、芦峅寺の女性たちが一針一針、心を込めて手作業で縫っています。

この世にとどまることがないようにと、糸の継ぎ足しはせず、糸の最後は結ばないなど、決められた言い伝えをもとに縫いあげていきます。

芦峅寺女性の会 顧問 佐伯照代さん
「1年に1回しかせんから、やりたかったら2、3回する?これやったらホッとするね。春を迎えられるからね。また1年間おんば様に着てもらって守ってもらいましょう」

そして迎えた行事当日。縫い上げた白装束は立山を開山したとされる佐伯有頼を祀る雄山神社の開山堂に運びこまれ、お祓いをうけます。