■一夜明け、被害の実態が明らかに…
消し止められたのはおよそ3時間半後。出火当時、火元の寝具店には店主の80代の男性と妻と息子がいて店主がやけどをし病院に運ばれました。命に別状はないということです。
火事から一夜明け現場を取材すると。

記者:
「火元となった寝具店の裏の道路です。こちらの住宅一帯に延焼が広がりました。」
近所の人:
「誰か1人から火が出たら終わりや長屋見たいもんここみんな。ひっついとるもん」
1階が焼けた家や、玄関の窓ガラスが割れた家。こちらの住宅は2階部分に延焼しました。この家に住む住民は。
自宅が延焼した住民:
「もう2階が水入ってあっちから火が入ってるから上の服から布団からみんなだめです」
被害にあった住民は、一晩、地元の公民館に避難し不安な夜を過ごしました。
自宅が延焼した住民:
「がっかりやこんなもん。もう正月やいうがに。(自宅を)立て直さんなんいかんわ。これ立て直すか壊すか何かせんなん私たち生活できない」
警察と消防は21日朝からドローンを使って延焼範囲を調べるなど実況見分を行いました。
警察によりますと火元の鉄骨2階建ての寝具店が全焼。
延焼は周辺の住宅や倉庫などあわせて10棟でこのうち4棟が全焼しました。
また火元となった寝具店の1階和室部分が最も激しく燃えていて火元と見られますが、出火原因の特定には至りませんでした。警察は引き続き火事の原因について調べます。
