都道府県別に見ていくと…

全国の後継者不在率の平均は50.1%で、前年の52.1%から2.0ポイント改善しており、全体としては改善傾向が続いています。しかし、富山県はこの全国的な流れに逆行する形となりました。

都道府県別に見ると、最も不在率が低かったのは三重県で33.9%。地域金融機関による密着支援や、経営が安定し同族内で事業を引き継ぎやすい環境が背景にあるとみられます。

対照的に、最も高かったのは秋田県で73.7%と、全国で唯一70%を超える危機的な状況です。秋田県のように不在率が高い地域では、親族以外の第三者に経営権を移譲することへの抵抗感が依然として根強いことや、後継者候補となる若年層の都市部への流出、人口減少といった構造的な課題が影響していると分析されています。