北陸電力は、22日午後3時59分、石川県志賀町にある志賀原発原子力発電所の緊急時対策支援システム(ERSS)へのデータ伝送が停止したことを発表しました。伝送サーバーを予備に切り替えたことにより、停止から約8時間後の23日午前0時19分にデータの伝送を再開しました。
北陸電力はサイバー攻撃の可能性はないとした上で、原因を調査しています。
緊急時対策支援システムとは、原子力施設から常時伝送されるプラントパラメータ情報を国の原子力規制庁が受け取り、原子力施設の状況を把握するためのもので、北陸電力は、原子炉水位や原子炉圧力、炉水温度、原子炉格納容器圧力・温度、モニタリングポストなどのデータをリアルタイム(1分毎)で、国に送信しています。
データ伝送が停止していた間、北陸電力はメールなどを用いて、必要なパラメータを、国に報告していました。
北陸電力は、データ伝送が停止している間も、発電所設備に異常などはなく、中央制御室でプラント状況を通常通り監視できていて、原子力発電所の安全性に問題がないことを確認。
環境放射線などの発電所リアルタイム表示についても、正常であることを確認していて、今回の事象による外部への放射能の影響はないとしています。








