先の見えない高騰「とんでもない」事態も

原因は北海道産のウニやサケの深刻な不漁です。

仕入れ値はウニが7、8年前の倍。イクラは3倍に高騰していると言います。

蛇の目寿司店主 桶谷篤志さん
「この前業者さんが来られて今年はもうさらに倍に上がるというとんでもないことを聞きましたんで」

蛇の目寿司では現在、ウニ1貫を大トロと並ぶ1100円、イクラ1貫を660円で提供していますが─。
毛田キャスター
「正直このお値段ていうのはどうですか」

蛇の目寿司店主 桶谷篤志さん
「もう(採算が)合わないですね。イクラは今の在庫が切れた時点でもし次仕入れるとなると1・5倍ぐらいの値上げせざると得なくなりますし、ウニももうこの価格、今の価格でもすでにウチとしては全然利益がないんで。適正価格で言うと1500円ぐらいにはなっちゃうかな」

ウニとイクラの価格高騰について来店客は─。

男性「安く手に入るのが一番ですけどね。生産者の方も当然生活があるんで。(お金を)出せる人が出してくれるのがいいのかなと思いますけど」

男性「ふるさと納税でウニ頼んでる。去年より(価格が)上がりましたね。量が半分ぐらいに減りました。(すしは)もう予算的には諦めるしかないかな」

ウニとイクラを価格の安い輸入品や養殖サーモンに切り替えることもできますが、蛇の目寿司では客に納得してもらえる味と品質にこだわっています。

蛇の目寿司店主 桶谷篤志さん
「冷凍のウニとかもあるんですけど、僕らはそういうものあまり使いたくないもので。安いウニを仕入れるぐらいなら。もう。仕入れない方がいいかなという感じですね」

値下がりの見通しが立たないウニとイクラ。1貫1500円が現実味を帯びる中、庶民の手の届かない存在になってしまうのでしょうか。











