富山市は、汚れの残ったプラスチックごみを資源ごみとして回収する実証事業を来月始めます。

食べ物の汚れが残ったプラスチックごみ。普段は「燃やせるごみ」となりますが、富山市は、これらを資源ごみとして回収する実証事業を行います。

実証事業は来月から1か月間、大山地域を対象とし、燃やせるごみの削減と再資源化を目的に市が環境省と連携して実施します。

市によりますと、今年度のプラスチックごみの回収量は、8月末までの時点で1075トンと去年の同じ時期と比べておよそ3%減少。回収量の減少に伴う燃やせるごみの増加が課題となっているということです。

富山市 藤井裕久市長
「焼却炉というのは消耗が非常に激しい。燃やす量が少なければ少ないほど長持ちする」「『燃やせるごみ』というか『燃やすしかないごみ』を減らすことで、いろんな設備の長寿命化につながっていく。そういうことによって住民負担も和らいでいくということだと思う」

回収したごみは、リサイクル製品化され、食べ物の汚れが製品化に影響がないかを環境省が検証。結果は今年度中に公表されます。