氷見市立博物館では、10月17日から、能登半島地震で被災した家屋から救い出された歴史ある品々を公開します。氷見のまちに眠っていた「たからもの」とは。
金の糸で刺繍された豪華な鳳凰が目を引く真っ赤な花嫁衣裳。

明治時代まで氷見で行われていたという「シカ猟」に使用したシシ槍。
氷見市立博物館があさってから公開するのは、能登半島地震で被災した家屋から救い出された数百点の資料です。

氷見市立博物館 廣瀬直樹さん
「文化財レスキューを通じて氷見という地域から集まってきた、氷見全体の宝物としてここに展示してあるものを見てもらいたいという思いから、
『ひみのたからもの』展ということでタイトルをつけさせていただいています」

氷見市立博物館では、去年1月の能登半島地震直後から被災した家屋や蔵に眠る貴重な資料が廃棄されないよう「文化財レスキュー」を続けています。これまで、およそ60軒から数万点の資料を救い出していて、今回、その一部を公開することにしました。
氷見市立博物館 廣瀬直樹さん
「漁業組合の事務所が被災いたしまして、そちらの方からレスキューした資料になります」
こちらは、主にマグロをとっていた夏の定置網漁の帳簿です。
