しゃっくりの起源、人間がかつて魚だったから?

友愛記念病院 しゃっくり外来 近藤 司医師
「系統発生といって、お魚からカエルになってトカゲになるみたいな(流れ)。水の中から陸上に上がって、呼吸はエラから肺へ進化の過程があるんです」

オタマジャクシはエラ呼吸をしていますが、両生類のため肺も持っていて、誤って水中で肺が使われると溺れてしまいます。

友愛記念病院 しゃっくり外来 近藤 司医師
「(両生類は)溺れないように、万が一息を吸い込んだ時にブロックする仕組みが必要で、ブロックするのが声帯。我々が声を出すのに使っていますが、もともとは気道を守るための仕組みだった」

お腹のなかにいる胎児がよくしゃっくりをするのも、オタマジャクシが水中でエラ呼吸をしているのと同じ状態であることが関係しているといいます。