富山県黒部市内の4か所で9月30日夜、クマの目撃情報が相次ぎました。これを受けて近くの桜井高校は10月1日の午前中の授業を急きょ取りやめ、生徒は自宅待機となりました。
黒部市によりますと30日午後7時35分、三日市地内の桜井高校付近で1頭目のクマが目撃されました。
その後、午後8時18分には前沢地内の前沢公民館付近、午後8時50分には荻生地内の黒部宇奈月温泉駅付近、そして午後9時30分には若栗地内の若栗北交差点付近でもクマの目撃情報がありました。
これらの通報を受け、黒部市鳥獣被害対策実施隊員、黒部警察署員、市職員らが現場周辺のパトロールを実施し、周辺住民への注意喚起を行いました。30日は午後10時頃までパトロールが続けられました。
10月1日は朝5時半から市や猟友会、警察などが、最後に目撃があった黒部川付近を中心にパトロールを行っています。
市内の小中学校は通常通り授業が行われるため、登校時間帯は学校周辺で警戒パトロールが行われています。
一方、桜井高校では10月1日の午前中、生徒を自宅待機させ、午後1時からの登校とし、午後の授業を実施しています。
また、高校はきょうから3日間は部活動を原則禁止としました。あす2日からは通常通り登校、授業も行われる予定です。