旧統一教会がおよそ2か月前、富山県の信者に対して「献金は自らの意志で行った」とする誓約書にサインをさせていたことがわかりました。教団の献金が社会問題になった後に行われていて、献金の返還阻止が目的とみられます。

富山県に住む元信者の女性。11月、旧統一教会を脱会しました。8年前に入信し、これまでの献金や物品の購入はおよそ2500万円。女性は2か月ほど前、教会の区域長らから誓約書へのサインを求められたといいます。





元信者の女性:
「これ書いてほしいって言って持ってこられたんですね。私は強制されて献金したのではなくて、自分からすすんでしたような、そういう意味合いのことです」






誓約書は過去の献金などについて「自らの意志で行った」とする内容だったといいます。

女性は現在、誓約書の撤回を求めていますが教団側は応じていません。



霊感商法問題に取り組む弁護士は献金の返還阻止が目的ではないかとしています。

一方、旧統一教会は誓約書について「把握していない」としています。