北陸電力は30日、多くの一般家庭も利用する電気料金の値上げを経済産業省に申請しました。1か月の電気料金は平均45.84パーセントの値上げとなります。

北陸電力 松田光司 社長:
「このままでは、燃料の安定調達や電力設備の保全、電力の安定供給に万全を期すことに影響を及ぼす恐れがあります。大変心苦しい限りではありますが、電気料金の値上げを実施することとし、本日、来年4月1日からの値上げにつきまして、経済産業大臣に規制料金の認可申請を行いました」

北陸電力は30日、一般家庭や小規模な工場など顧客およそ115万件のうちの半数が契約する電気料金について2023年4月からの値上げを経済産業省に申請しました。

値上げ幅は平均で45.84パーセント。一般家庭のモデル世帯で1か月あたり230キロアワー使用した場合、支払い額がこれまでより2,696円多い、9,098円となります。

家庭向けの電気料金の本格的な値上げはオイルショック直後の1980年4月以来、43年ぶりです。
