毛田千代丸キャスター:
「廣貫堂の行政処分を受け、法令順守の再確認を求める講習会がこれから始まります」

これは富山県と県薬業連合会が29日に開いたもので、県内の医薬品メーカーや製造業者など69社が参加しました。廣貫堂はオンライン参加でした。



講習会では、富山県くすり政策課の石田美樹課長が11月11日に県が出した廣貫堂の行政処分について報告。不適切製造の原因として、法令順守より利益を優先する企業風土があった点をあげ「経営層のコンプライアンス意識の希薄さが最大の原因だ」と指摘しました。



また、県くすり政策課の松長実子係長は、法令違反について責任を負う役員が役職員の業務をモニタリングすることや、業務の状況について役員に必要な報告が行われることが重要だと述べました。



さらに、不正は「動機」「機会」「正当化」の3つの要素がそろった際に起こるとして、責任を持つ役員が法令順守を最優先する姿勢を示すことが大切だとしました。



講習会を終えた出席者はー。
「知ってることとできることって違っていて、こういうことを繰り返し繰り返し教えていただいて身につくことで、できるようにしていかないといけないと思います」
「しっかり患者様のために、信頼を得るために、しっかりした品質保証体制を整えてそれを実行に移すということだけかなと再認識しました」