元電通社員の過労自殺から10年。母親がいまの思いを語りました。

まつりさんの母 高橋幸美さん
「何度、季節がめぐっても、私の時間はあの日のまま止まっています。これ以上、まつりのような過労死の犠牲者を増やさないでください」

2015年、長時間労働のすえ、自ら命を絶った高橋まつりさん。入社1年目でしたが、残業時間は月およそ105時間に上り、労災と認定されました。

それから10年間、母・幸美さんは、過労死をなくす活動をしています。

こうした中、高市総理は今年10月、心身の健康維持と従業者の選択を前提とした「労働時間規制の緩和の検討」を指示しました。幸美さんは…

まつりさんの母 高橋幸美さん
「働き方改革を後退させるようなことがもし行われるとしたら、絶対に私たち遺族は認めることはできません」