本格的な台風シーズンに入りました。台風15号は5日、日本の南岸を東海から関東に進み、各地で大雨による災害の危険度が高まっています。この夏は、アンダーパスの冠水した道路に入り、救助される事故も起きています。車を運転中、冠水した道路に近づいたら、近寄らないで別のルートを選んだほうが安全です。そこで、大雨で道路が冠水しそうな場合、どのくらいなら車を走らせることができるのか。JAF・日本自動車連盟が実験を行っています。(2022年8月の記事を再構成しています)
この実験は、アンダーパスが冠水した場合を想定して、前後にスロープを設けた長さ30メートルのコースを走りきれるかどうかを確認するものです。

セダンタイプとSUVの2車種で実験しました。
まずは水深30センチの冠水路で走行実験です。セダンタイプ、SUVタイプともに時速10キロでは走りきることができました。
しかしスピードを30キロに上げてみるとセダンタイプは、巻き上げる水がエンジンルームに入ってしまい止まってしまいました。セダンタイプは、水深30センチでもわずかに速度を上げるだけで走り切ることができなくなりました。
SUVは走りきることができました。
