高速道路での逆走事故は、決して他人事ではありません。4月には栃木県内で3人が死亡するなど、ひとたび発生すれば重大な事故に直結するのが高速道路の逆走です。道を間違うという誰にでも起こりうるミスが、時として重大な逆走事故につながるのです。万が一、逆走車に遭遇した際に、高速道路のドライブアドバイザーは「最も左側の車線を走行してほしい」と話します。

NEXCO中日本によりますと、全国で逆走は年間約200件報告されていて、半数は「道を間違えた」ことが発端となっています。

9月中旬には敬老の日を含め連休があり、普段は高速道路を使わない人も、お出かけで使う人も多いとみられます。

万が一、高速道路を運転している際に、逆走車を見かけたら、どうしたらいいのか、NEXCO中日本の高速道路ドライブアドバイザー、櫻田和也さんに対処法を聞きました。

NEXCO中日本 高速道路ドライブアドバイザー
櫻田和也さん

「逆走車の情報が入ったら、情報板やスマートフォンアプリ「みちラジ」などを通じて走行中の車に知らせています。万が一、『この先、逆走車あり』というような情報を見たら、まず速度を落として十分に車間距離を取って走行してもらうようお願いします」