「戦争を忌避する心は81年だって、82年だって同じ」
浅岡さんがコンサートの後、練習を始めたのが戦時中に作曲した「幻滅」です。
来年5月、95歳のバースデーリサイタルで披露する予定です。
長年、披露することを避けてきました。
声楽家 浅岡節夫さん
「そういうものを披露することによって音楽は表現の世界だから表現の中で何か訴えられるかもしれない。戦争を忌避する心というのは81年だって、82年だって同じこと」
浅岡さんはこれからも戦争の悲惨さ、平和への祈りを歌にのせて伝え続けます。
記者
「指揮だったり歌っていうのはいつまで続けられる予定?」
声楽家 浅岡節夫さん
「俺は舞台の上で死にたいんだ。理想を言うと。みんなと音楽をするという楽しさ、その中で俺は生きていく。それが105歳かもしれないよ、とか言ってね」