全国の夏山でクマの被害や目撃が相次いでいることについて、山岳地帯の野生生物に詳しい立山カルデラ砂防博物館の学芸員は、クマに遭遇したら、目を離さず後ずさりして物陰に隠れること、襲われそうになったら、両手を首の後ろで組み地面にうつぶせになって急所を守る「首ガード・うつぶせ法」という防御方法が効果的だと語ります。
白石学芸員によりますと、初夏から夏にかけては、クマの交尾期にあたるため、オスグマはメスグマを探して活発に動き回ります。
また、子グマが母グマと別れて独り立ちする時期でもあるため、経験が浅く、人里近くに迷い出てしまう個体も多いそうです、クマは通常、冬眠前の秋に食料を求めて人里に出没しやすくなると言われていますが、夏場も、油断できません。
