富山県滑川市で踏切内に入った車と電車が衝突し、車を運転していた71歳の男性などあわせて3人が病院に搬送されました。車を運転していた男性は警報機の音に気付かなかったと話しています。
記者:
「遮断機が降りてから電車が来るまでおよそ2分間。事故の目撃者によると、車は線路上に立ち止まっていたとのことです」

警察などによりますと21日午前8時ごろ、富山県滑川市の富山地方鉄道、中滑川駅近くの小泉踏切で富山行きの普通電車と乗用車が衝突しました。



この事故で、車を運転していた71歳の男性が肋骨を折る重傷で、助手席に乗っていた70歳の女性も全身を強く打って重傷です。




また電車には運転士1人と乗客99人が乗っていて乗客1人が気分が悪くなり、病院に運ばれましたが軽傷です。
近くの人:
「ドーンというような鈍い音とブレーキをかけてるキーという音と引きずられる音とそれらが重なってきてスッーと来た。でもどうしてあの線路の上に車がいたのかはちょっと理解できませんね」

富山地方鉄道によりますと、事故の影響で上下線あわせて9本が運休し、およそ200人に影響がでました。

また衝突のはずみで、車は並行する「あい風とやま鉄道」の線路にはみ出し、「あいの風とやま鉄道」の上下線あわせて12本が運転見合わせ、3300人あまりに影響が出ました。

警察によりますと、車を運転していた71歳の男性は警報機の音に気付かなかったと話していて、踏切内で遮断機が下りたため車を停止させたところに電車が衝突したということです。警察は事故の原因を調べています。