自民党氷見市支部の党員リストに記載されていた複数の人が党費を支払っていなかった問題で、嶋田茂支部長は調査結果の公表がお盆前後になることを明らかにしました。違法な党費の肩代わりがあったかどうかが焦点ですが、10年ほど前の支出についてはわからない部分もあるとしています。

自民党氷見市支部 嶋田茂支部長
「お盆前後くらい。調査が進み具合によって多少変わると思いますが、お盆前後ぐらいになろうかと思います」

自民党氷見市支部の嶋田茂支部長は1日、党費問題の調査結果公表がお盆休みの前後になると明らかにしました。

これは、氷見市支部の党員リストに記載されていた157人のうち、2015年から23年にかけて党員だった複数の人が党費を払っていなかった問題です。

2023年分の党費は、前の支部長で堂故茂元参議院議員の秘書、薮田栄治氏が私費で肩代わりしたとされる一方、2015年から22年分の党費は支部の活動費から支出した疑いがあるとし、5月下旬以降、支部が肩代わりの有無を調査。結果は参院選後に公表する見通しでした。

自民党氷見市支部 嶋田茂支部長
「しばらく選挙後も(調査は)ストップしておりましたので、これから最終的に煮詰めていきたいなと。正直申し上げまして、10年前とか、そういったものになりますと、その件に関してはわからないというのは多少出てくる可能性もあろうかと思います」

嶋田支部長は先月25日、支部の常任総務会を開いて参院選の総括を行ったとし、地元出身の堂故氏の落選を受けてしかるべき時期に執行部が責任を取って辞任する考えを示しました。

また、自民党県連は参院選で党公認の堂故氏が落選したことを踏まえ、今月下旬に地域支部などの意見を聴取する方針で、嶋田支部長は常任総務会で総括した内容を報告するとしました。

毛田千代丸キャスター
「自民党公認候補の落選を受けて地元の支部長としてはどんな思いでしょうか」

自民党氷見市支部 嶋田茂支部長
「大変残念でなりませんし、氷見市にとっては堂故茂さんなくして氷見市がないという中で、この30年間進んでまいりましたので。これは真摯に受け止めて、また違った形で氷見市支部として再生をしていかなければならない。そういう思いでおります」