消防士の信頼を著しく失墜させてしまった…
林被告は今年7月1日に懲戒免職処分を受けています。「どんな処分でも受け入れると事前に伝えていた」と述べた林被告は、弁護側を通じて「社会的制裁を受けている」「富山から離れ、一から人生をやり直すと誓っているから再犯のおそれはない」と主張していました。
最終的に言い渡された懲役6年の実刑判決。検察側の求刑は懲役7年でした。
「消防士として火災から市民の安全を守るべき立場にあったのに」。判決文に記されたこの一文には、専門知識と社会的信頼を持つ立場の人間が犯罪に手を染めることの重大性が示されています。
判決を受け、林被告は「被害者らには多くの苦痛と被害、一生消えることのない傷を負わせた。社会に大きな不安を与え公務員の特に消防士の信頼を著しく失墜させてしまった」と述べました。
判決について富山地検は「内容を精査し、上級庁と協議の上、適切に対応したい」としており、控訴の可能性も残されています。
