カードの使い方がわからない…

検察は冒頭陳述で、男は隔月で31万円の年金を受給しているものの、それは別居している息子が管理していると指摘。また、その息子は男の家を毎日のように訪れ、息子の妻が作った食事と1日1000円程度の生活費を渡していたと説明しました。

犯行の動機については「お金はないより、ある方がよい」「タバコを買う金がほしい」「神社の金は公的なものなので盗んでも構わない」などと供述していたと指摘しました。

証人尋問では男の息子が証言台に立ちました。

検察側が、なぜ男の金を管理しているのか尋ねると、男の息子は、「元々は男の妻が金を管理していたが、1年半前に亡くなったため、自分(男の息子)が管理していた」と証言しました。

管理するようになった経緯については、“男がカードの使い方がわからない” などの理由だったと話しました。