東シナ海から九州地方へと停滞する前線が11日にかけてゆっくりと北上し、その後、南下する見込みです。このため15日までは西日本を中心に大雨となるおそれがあり警戒が必要です。気象庁によりますと、南シナ海の熱帯低気圧は24時間以内に台風に発達する見込みです。

気象庁によりますと、10日は華中から九州地方と本州南岸付近を通り日本のはるか東へのびる前線が停滞しています。

この前線に向かって下層の暖かく湿った空気が流入しており、九州西方の海上では、雷を伴う非常に激しい雨が1時間に50mm以上降っています。

また、中国東北区には寒冷渦があり南東に進んでいるほか、オホーツク海の低気圧が東北東に進んでいます。南シナ海では9日午後9時に熱帯低気圧が発生して西北西に進んでおり、華北の高気圧は南東へ移動しています。