梅雨前線の活動が活発化し、週末にかけ西日本を中心に大雨のおそれがあるとして、気象庁が警戒を呼びかけています。一方、日本気象協会 tenki.jp によりますと、今年は9年ぶりに台風の発生が6月以降にずれ込んでいますが、南の海上では対流活動が活発となっていて、発達した雲のかたまりがあります。まだ熱帯低気圧や台風になるかはっきりしませんが、梅雨前線の活動を活発化させるおそれもあり、今後の動向に注意が必要です。
気象庁によりますと、現在オホーツク海上を北北東に進む低気圧があり、これに伴う前線が南西諸島の南から小笠原諸島近海、さらに日本のはるか東にのびています。

この前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでおり、先島諸島付近では雷を伴う激しい雨が観測されています。
また、北日本では低気圧や前線と日本の南の高気圧との間で気圧の傾きが大きくなっています。このため、やや強い風や強い風が吹き、波が高くなっている所があります。
気象庁は小笠原諸島では6日、南西諸島では7日にかけて、伊豆諸島では8日に大気の状態が不安定となり、局地的に激しい雨が降る可能性があるとしています。

特に西日本では8日、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定になると予想されています。雷を伴う激しい雨が降り、大雨となる所があるということです。