政教分離の原則を理由に旧統一教会と関係断絶を明言していない富山県の新田八朗知事は27日、たとえ教団が法人格を失っても宗教団体には変わりはないとして、関係断絶を明言しませんでした。コンプライアンスに問題がある団体とは付き合わないが断絶ではないとしています。
27日の知事の定例会見で、旧統一教会に出された解散命令について富山県の新田八朗知事が見解を述べました。
富山県 新田八朗 知事
「司法の場において旧統一教会が、コンプライアンス（法令順守）上、問題がある団体であると判断されたものと、私は理解をしております」
東京地裁は25日、旧統一教会に対し「信者によって行われた不法な献金行為で甚大な被害が生じた」などとして解散を命じました。
解散命令が確定した場合、教団は宗教法人格を失い、税制上の優遇措置が受けられなくなります。
