病室に響く希望…魂のリードオルガン

2018年、金沢市の病院から地元の富山市内の病院へ転院した松原さんにとって、大きな喜びの一つは、毎週日曜日の礼拝に出席できるようになったことでした。そしてこの年11月、長年愛用してきたリードオルガンを病棟に運び入れることが許可されます。

「私がまず相談したかったのは、教会に行きたいということでした。だから、ここに(病院に)いるけれども、外出をさせてほしいと。それともう一つはオルガンを病棟に置かせてもらえないかっていうことを病院側にお願いしたんです。それが私にとっては何よりの生きる証でもあり、許可をいただけたことが本当に嬉しかったのです」