■かつて若い衆が力自慢と異性へのアプローチのために…
石の重量は、およそ40キロから100キロ。しかも重い順にきちんと並べられています。そもそも、この石は…。

ふる里おやべ再発見推進委員会 松井賢三さん:
「先人たちは、“盤持ち石”をこうやって持ってきて肩にかけて。それで『わしはこんなに力持ちやぞー!』というかたちで力自慢になり、異性へのアプローチにもなっていた」

「盤持ち石」は明治から大正時代、各地の神社で行われた力くらべで使われていた石です。

力くらべは現在、一部を除きほとんどみられることもなくなりましたが、使われていた石は各地に残っているといいます。

記者:
「こちらの盤持ち石はおよそ100キロあるということです。挑戦してみたいと思います。んあっ。あっ。これ、人間が持ち上げられる重さじゃないですね」

これだけ重い石をどうやって移動させたのか。近くの住民たちも首をかしげるばかり…。

近所の女性:
「持ち上がらない。うわ、ビクともせん」
「よいしょー、よいしょー」

近所の女性たち:
「これだけ持ち上げてきたということは、本当に神様の力が、やっぱりあるがやなあ、と思って」

地元住民も驚きを隠せない摩訶不思議な出来事・・・。

地元の町内会は、掃除をする際に支障があるとして近く別の場所に移動させたい考えですが、どう運べばよいか、今のところ具体策はありません。


一体誰が、何の目的で動かしたのか、ナゾは深まるばかりです。
【その2】「驚かせて申し訳ない」石を動かした人物 名乗り出る
【その3】「石」動かした本人 責任感じて別の場所に移す