花園出場をかけた全国高校ラグビー選手権富山県大会。18日に準決勝が行われ、富山第一と合同チームが決勝進出を決めました。
第1試合は去年の決勝と同じカード、富山第一と富山工業が対戦しました。

開始して間もなく、打倒「富一」に燃える富山工業がみせます。
センター・黒﨑遥睦選手がタックルからそのままボールをもぎ取りビッグゲイン。得点には繋がらなかったもののいきなりビッグプレーで会場を湧かせます。
すると今度はロックの谷川幹選手。マイボールラインアウトから、うまくスペースに走り込み再び富山工業がチャンスメイク。

しかし、一筋縄ではいかないのが王者・富山第一。富山工業が攻め込みますが堅いディフェンスで得点を許しません。
ディフェンスで流れに乗ったのか、富山第一の反撃が始まります。
前半9分、ウイングの山田晏士選手が先制トライをあげると、勢いに乗った富山第一が自慢のコンタクトと速い展開で富山工業を翻弄しトライを量産します。

後半ギアを上げ、最後まで富山工業を寄せ付けなかった富山第一が76-0で完封勝利し、7年連続の花園出場へ王手をかけました。

富山第一 越智伊織主将
「僕たちは無失点を大事にしていて、そこは良かったが、県内の試合は100点ゲームで抑えたいと思っていたのでそこは少し反省。目標にしているのは花園での勝利なので、花園予選の決勝になるが、確実に勝ち切って花園の本戦につなげられるようなゲームにできたら」
