生産者が心を込めた花、きれいなまま届けたいが…

農林水産省によりますと、2023年度の日本の切り花の出荷量は30億2800万本です。

市場に出荷されても形や色などの見た目が悪い、傷や汚れがあるといった理由で廃棄される割合は最大で3割ともいわれています。

生産者から花を買い取っている卸売業者もフラワーロスの現状に心を痛めています。

ワールドフラワー花竹 鋪田光児さん
「生産者さんが心を込めて作ってくれているのできれいなままお客さんのもとに届けてと、望んではいるんですけどもやっぱりそれもなかなかちょっとやっぱ難しいのが現状で…」

2人は捨てられるチューリップを分けてもらいました。

ワールドフラワー花竹 鋪田光児さん
「これロスになります。ちょっと首が折れちゃって、水が不足すると、ステム(茎)にひびが入って折れやすくなる。来た時にもう折れてしまっていたので…」

さらに、こちらのミモザも…

ワールドフラワー花竹 鋪田光児さん
「これは運送中に箱の中で蒸れてしまって茶色くなってしまう。これから暖かくなってくるとこういったロスする花もだいぶ増えてくるので…。みなさんタダでもいらないって言われていまいます」