コメの高騰対策として今月18日から放出が始まった備蓄米。当初は早ければ今月下旬にも店頭に並ぶはずでしたが、富山県内に出回るのはもう少し先になりそうです。価格の安定は実現するのか。スーパーを取材しました。
記者「富山市婦中町のアルプラザ富山です。こちらには2024年産のコメが販売されています」
「令和の米騒動」で入荷が少なくなった時期もあったといいますが、今は2024年産のコメがズラリ…。しかし、これは3月14日に落札された備蓄米ではありません。

農林水産省は、3月末にも備蓄米が店頭に並ぶ見通しとしていましたが…。
アルプラザ富山 平隆博食品 店長
「今のところ備蓄米が入荷する予定というのは当店ではございません」

農林水産省によりますと、3月10日から16日までの販売価格は前の週からさらに95円上がり5キロあたり4172円となりました。
アルプラザ富山 平隆博食品店長
「(前の年と比べて)10キロあたり2000円くらいの高騰となっています。(3月も)一部ブランド・メーカーによって値上がりがありました」
店では、備蓄米の入荷を心待ちにしていましたが、コメの納入業者からは備蓄米の入荷はないと言われたといいます。
アルプラザ富山 平隆博食品店長
「いま現状の令和6年度のお米で十分在庫があるというところで」