「参加者の中では高齢だけど、誰かには勝ちたい」

全日本マスターズ、前日の3月11日。
佐伯克美さん
「日曜日。9日から来ている。ちょっと早めに来て、ここの薄い空気に体を慣らす。だから早く来た」
標高は1138m。薄い酸素に慣れるため佐伯さんは本番の3日前に現地入りし、調整していました。
大会は1キロを3周するタイムで競います。
コースのポイントはきつい上り坂。

体力を奪われるだけでなく、少しでも油断すると転倒に繋がります。
そしてもうひとつのポイントが急な下り坂。
佐伯克美さん
「下りを無事に下る。あんなところで転びたくない」
どんな走りをするのか本番へのイメージをふくらませます。

佐伯克美さん
「完走はします。ただ、みんなの中で一番遅かったら嫌じゃないですか。参加者の中では高齢だけど、でも誰かには勝ちたい。タイム的に」
完走だけでなく勝負にこだわりたいという佐伯さん。