イランの核開発をめぐり、アメリカとイランの高官による協議がきょう行われます。軍事攻撃の可能性も示唆するトランプ大統領がイランに与える「最後のチャンス」とも報じられています。

核協議はスイス・ジュネーブで行われ、アメリカのウィットコフ中東担当特使やイランのアラグチ外相が出席します。協議は今月6日に再開して以降、3回目で、今回はイランが提示する具体的な合意案に基づき議論が行われるとみられています。

イランのペゼシュキアン大統領は25日、「良い見通しが立っている」と期待感を示しました。

ただ、最大の争点であるイランのウラン濃縮活動をめぐっては、アメリカが一切認めないとする一方、イラン側は国家の権利として手放せないと主張していて、立場に大きな隔たりがあります。

アメリカは、合意に至らない場合は軍事措置も辞さない構えを示していて、アメリカメディアは、今回の協議はトランプ氏がイランに与える「最後のチャンス」と報じています。

また、ウィットコフ特使が24日、イランに対し、いかなる合意でも無期限に維持するよう求めたと話したと報じられました。

第1次トランプ政権が離脱した2015年の核合意には、核開発の制限が一定期間後、段階的に解除される条項がありました。

一方、アメリカのルビオ国務長官は、「イランはICBM=大陸間弾道ミサイルを開発しようとしている」と指摘しました。

アメリカ ルビオ国務長官
「イラン側はICBMについての話し合いを拒否している。いずれは核開発だけでなく、それ以上のことも協議しなければならない」

その上で、まずは核開発についての協議を進めていく考えを示しました。