原子力規制委員会は13日、石川県志賀町にある北陸電力・志賀原子力発電所の現地調査を始めました。再稼働を目指す志賀原発2号機にとって、長年続く断層審査の山場になると見られています。

記者:
「こちらは、志賀原発から最も近い福浦断層です。こちらでは現在、断層の形状などを確認しています。」

現地調査に入ったのは、原子力規制委員会の石渡明委員や規制庁の職員で、初日は原発敷地外にある「福浦断層」を調べます。

現地調査は、再稼働を目指す志賀原発2号機の安全審査の一環で、この2日間は8年以上続く断層の審査の山場になると見られてます。

原発から東に1キロに位置する「福浦断層」は原発に最も近い活断層で、断層の長さなどが原発の耐震設計に影響を与えます。

13日は「福浦断層」の南の端を見極めるため、断層の南側で地層の状態などを確認していきます。

現地調査は14日までです。