お金の心配なく学校を選べるように…
一方、富山県でも。
新田知事
「私立高校の授業料を令和8年度の新入生から段階的に実質無償化することとしています」

県は新年度予算案の中で、国の無償化の対象外となる年収590万円以上910万円未満の世帯に対し、2026年度の新入生、つまり、現在の中学2年生から段階的に授業料を実質無償化する方針を示しました。

私立高校の授業料を巡っては国の支援金に上乗せする形で、無償化対象外の世帯に県が2020年度から独自の支援金を出してきました。
23年度には支援金を倍に増やし、今年度は多子世帯とひとり親を対象にさらに増額。年収590万円未満の世帯が国から支給される支援金と同じ額まで引き上げました。そして、26年度から新入生を無償化の対象に拡充する方針です。

県学術振興課は子どもが私立に通う世帯のおよそ35%が無償化の対象になると試算しています。
偶然にも、国が私立の無償化に本腰を入れる方針を示した2026年度と同じタイミングでした。

新田知事
「同じタイミングで国の方でもいろいろな協議が行われることも承知をしております。国がどうあれ富山県としては令和8年度から段階的に無償化を目指していくということになります。それによって子どもたちが本当に自分の学びたい、あるいは部活動を選ぶ人もいると思います。自分の選びたい学校にお金の心配をないようにして選べるようにしたい」
