富山市の自殺対策を話し合う会議が開かれ、去年の自殺者の数は51人と、前の年より13人減ったことが報告されました。男女別では男性が38人、女性が13人でした。

近年は39歳以下の自殺者が増えていて、厚労省の調べでは、全国の20歳未満、20代、30代の死因の1位が自殺でした。

富山市は2026年までの自殺対策の方向性を示す「自殺対策総合戦略」に基づいて対策に取り組んでいて、今年度は「子ども」「若者」「高齢者」「勤務問題・生活困窮者」の4つの部会を開催し、課題を共有しました。

このうち子ども部会では、SOSの出し方教育や、悩んでいる子どもに気づいて声をかけるゲートキーパーの養成に取り組んでいることが報告され、自殺対策を支える人材を育成していく方針を確認しました。

また、委員からは「不登校児童を出さないことが自殺予防につながる」「子どもの小さな変化を見逃さないことが大事」といった意見が出ていました。











