“ほぼすべての授業”で使用…多様な 考えに 触れて学習の 幅が広がるメリット
この日の授業も、児童が書き込んだ意見をその場で先生と共有。見ていた先生がすぐさまアドバイスします。
富山市立桜谷小学校 川村壮生 教諭
「中に、同じことについて調べている人や同じことを考えている人がいるから、どういうものかお互いに見に行ったら、面白いと思うよ」

先生からの提案を受け、児童たちはシートに同じようなことについて調べている友達の所に行って、意見交換します。
それぞれが何を考えているのか、書き込んだ瞬間にリアルタイムでクラスメイト全員が共有することができます。

記者:すごいね
男子児童
「いや、まあ難しいけど友だちと考えれば、いろんなのが出てきたり、友だちの意見を参考にアレンジできたりするので、いいです」
女子児童
「紙に書くと、回して読んだりしないといけないけど、スプレットシードで書くと自分のパソコンで他の人の意見もみられるから便利です」

富山市立桜谷小学校 川村壮生 教諭
「ほぼすべての授業で使います。考えを交流しやすいので、考えを広めやすいというところは1つのメリットとしてあるので、子どもたちの考えを広げていくという面で、クラウド活用は大切な一つの手段だと思います」

リアルタイムで情報共有できる『クラウド』を使うことで、教員の負担軽減に役立っているといいます。
富山市立桜谷小学校 八木道子 教頭
「1時間目から6時間目まで(各教室で)何をやっているかということをスプレッドシートにみんなで打ち込んでいて、いまこの時間はこの教室は使えるとか、音楽室が空いてるということも一目でわかるし、どこにいても確認できるので大変役立っています」

文部科学省が進める「GIGAスクール構想」のもと、コロナ禍を経て教育現場での活用が進められたクラウド。
いまや「一人一台」の端末は当たり前。児童・生徒、教員にとって学校現場で欠かせないツールとなっています。

ところが…