3人の子育て…困っても頼るところがない!

富山県は2024年度、多胎児を育てる家族の負担を軽減しようと「多胎ファミリーピアサポート事業」を始めています。

「ピア」とは同じ境遇を経験した仲間のことです。ピアサポーターの研修を受けた育児経験者が、同じ立場で親の悩みや課題に向き合い、多胎児を育てる親子の外出支援などを行います。

支援を受ける側は無料で、サポーターには県から交通費などが支給されます。

この日、多胎児を育てる親6人がピアサポーターの研修を受けました。

そのうちの一人、井上菊恵さんは沖縄県出身、夫と2人で、小学校3年生の長女と小学1年生の双子を育てています。

小学3年生の長女と小学1年生の双子の母親
井上菊恵さん
「どちらの両親も頼れる状態じゃない中で、双子と1歳半違いのお姉ちゃん3人を育てるってなったときに、なかなか頼れるところがなかった。私ができるかわからないけど、相互扶助として(できれば)…」