「娘想いの、思いやりがあった、良い母でした」
続いて行われた、検察官からの被告人質問。
検察官:「母親を6か月以上放置した、どこかに連絡しようと思ったことは?」
女:「当時はショックで、気が動転していて、何もできなかった」
検察官:「6か月間、考えたことはなかった?」
女:「私自身、考えてみたんですけど…不安が大きく募って連絡しませんでした」
検察官:「民生委員に打ち明けられなかった?」
女:「責められたくないという気持ちが」
検察官:「母親の気持ちを考えたことは?」
女:「考えました」「母はしっかりとした良い人だったので。娘想いの、思いやりがあった、良い母でした」
検察官:「どういう対応をとってほしかったと想像しますか」
女:「私と一緒に仲良く生活したかったのでは。明るい生活」
検察官:「亡くなった後は?どう思いますか?」
女:「…。埋葬とかしてあげたい気持ちも考えたんですけど、経済面に困っていて。年金では足りなかったので。貯金したいと思っていたので。埋葬できなかったです」